原因としてFS-1000を工場出荷時の設定で使用されていることが考えられます。
FS-1000で電話からの呼出し放送(電話ページング放送)などをBGMの放送よりも優先して行うには、以下のいずれかの対応が必要です。
対応方法1:電話ページング放送の優先度を本体放送より高く設定
工場出荷時の状態では、本体放送(本体の放送階選択スイッチを操作して行う放送)は、電話ページング放送などよりも高い優先度に設定されています。
また、工場出荷時の状態では、BGMの放送が本体放送の優先度で行われるため、BGMを放送していると電話ページング放送などは行えません。
そこで電話ページング放送などの放送を優先的に行うため、本体放送の優先度を電話ページング放送などより低く設定すれば、BGMを放送していても電話ページング放送などを行えるようになります。
たとえば本体放送の優先度(工場出荷時:2)を電話ページング放送の優先度(工場出荷時:12)より低い13に変更する、といったことが考えられます。
詳しい設定方法はシステム設定説明書(Ver.4、RM-500追加版)の以下の項目をご参照ください。
1. システム設定 > 5. 業務動作設定 > 2. 優先度 (P.96)
対応方法2:特定の放送階選択スイッチの機能をBGMに設定
工場出荷時の放送階選択スイッチは、機能が"業務”に設定されていますが、これを"BGM”に変更すれば、優先度の設定状況に関わらず、BGM放送に優先して電話ページング放送などを行えます。
詳しい設定方法はシステム設定説明書(Ver.4、RM-500追加版)の以下の項目をご参照ください。
1. システム設定 > 3. 機器制御設定 > 2. 本体制御 > 1. 放送階選択のスイッチの設定 (P.26)
システム設定説明書(Ver.4、RM-500追加版)はこちらからダウンロードいただけます。
*上記内容は2023年7月24日時点の情報を基に作成しております。